アイス売り上げ最下位、沖縄(那覇市)だった なんでアイス食わないの?
データをつぶさに眺めていると、不思議に見えることがままある。消費に偏りがありそうにもない食品で偏りが出ていたり、また思ったほどその地域には好まれていなかったり…。
食文化に詳しい編集・ライターの松浦達也氏が指摘する。
この2月、総務省の家計調査2018年版が発表された。直後、とあるテレビの情報番組から取材依頼があった。
まず番組から聞かれたのは「那覇市民はアイスを食べない。いったいなぜ?」というもの。
総務省の家計調査は全国の都道府県庁所在市及び政令指定都市を対象としているが、確かに那覇市は「アイスクリーム・シャーベット」に対する品目別支出金額(総世帯)は全国でもっとも少ない。全国平均が7771円に対して那覇市は4636円。
一説には「気温が30℃を超えるとアイスクリームは売れず、氷菓が売れる」という話もあるが、元の調査には「シャーベット」も含まれているし、いくら沖縄とは言え1年中30℃超えを記録しているわけではない。30℃超えは真夏の3か月程度。
Source: おいしいお
アイス売り上げ最下位、沖縄(那覇市)だった なんでアイス食わないの?